平成17年 第3回定例会(9月)
新政会代表質問 印西市政重要課題について
質問1:市町村合併について。
合併による行政改革効果及び印西地区のポテンシャル向上について発言されている市長は、この一年で印旛村、本埜村とどのような協議をされたか。
市 長:住民側議会側から積極的な合併推進の声があがっていないという状況下拙速に行動を起こすべきではないと考えている。印旛・本埜の両村長とは情報交換を行っている。
再質問:市町村合併についての声を聞いてないというが、本埜村議会からは正式に印西市、印旛村と1市2村での合併要望書が本年3月に届いている。また、市議会でも、合併問題研究会が設置された。『声を聞いていない』とはどうかしている。市長は、選挙公約や新聞報道でも合併推進の立場を表明されている。市長の任期はあと3年。任期中に取り組む意志があるか否か伺いたい。官僚答弁ではなく政治家の言葉で答弁をお願いしたい。
市 長:これは非常にデリケートな問題であり、慎重な姿勢で取り組んでいく事を理解していただきたい。一歩踏み込んで言えば、印旛村長とは将来の広域行政について話し合っている。
質問2:北総線通学定期補助について。
・4月からこれまでの支給の詳細。
・年間の補助総額の見通しは。
市 長:
・4月からこれまでの支出状況は、4ヶ月分の合計としては発売枚数7千855枚で、負担額が5千409万8千790円となっている。
・年間総額の見通しについて算出すると、約4千万円前後の増額になると思われる。
実績を捉え、しかるべき時期に議会にお諮りしたいと考えている。
再質問:4千万増ということは、当初予算が1億1千万なので、補正で1億5千万ということか。当初予算に対し4割近く余計にかかってしまう。なかには、30代から40代50代以上の方もいるという。これではズサンなバラマキ行政であり、このようなことになったのは誰の責任か。また、来年度以降、補助対象を見直すつもりがあるか伺いたい。
市 長:事前の購入対象者数の正確な把握ができなかったことが原因である。今後は予算編成にあたり細心の注意をしていく。また、補助も予算で支援と高運賃対策ということで行っているのでご理解願いたい。
質問3:環境行政について、ゴミ行政の基本的考え方を伺いたい。
・市行政の最重要課題となるクリーンセンターの更新について。
・最終処分場問題について。
市 長:
・印旛村大廻の最終処分場は15年で埋め立て完了予定だったが、平成40年頃まで埋め立て・印西クリーンセンターの更新については、ごみ量の推移と実処理能力を考慮し、効果的・延命化対策を講じていく。なるべく更新時期を先に送り、その間に印西地区の一番ふさわしい施設の整備計画を立てるもとが肝要だ。
・印旛村大廻の最終処分場は15年で埋め立て完了予定だったが、平成40年頃まで埋め立て可能と予測している。埋め立て処分量の削減と延命化を図り大切に活用していく必要があると考える。
再質問:ゴミ処理基本計画では、次期施設の稼働を平成27年とし、19年を目途に詳細を検討するという。最終処分の方法とも関連するが、十分な説明が必要だ。また、最終処分場の延命とあったが、重金属を多く含む飛灰のエコセメント化処理委託を最優先で検討したらどうか。
市 長:施設については、印西地区循環型社旗推進委員会から提言を頂き、総合的に検討していく。エコセメントについては、県内でも多くの自治体が導入しており、議員指摘の手法はコストも含め検討していく。