たきた敏幸議会報告

平成16年 第4回定例会(12月)

1市2村合併問題と中心市街地活性化 瀧田 敏幸

質問1:市長は8月の臨時議会で合併推進の考えを表明された。また、合併するのであれば優遇措置を受けられるため、合併特例法の期限内が有利との認識も示された。市長はこの3ヶ月半の間に印旛村・本埜村とどのような協議をされたか。

市 長:本埜村長が1市2村の合併推進の話し合いに来た。印西では住民や議会側の積極的な合併の声が上がってこない状況で、当面静観していく立場を申し上げた。

再質問:市長には自らの言葉に責任を持っていただきたい。8月5日付利根新報のインタビューでも、市長は「1市2村合併を進める」と答えている。また、議会でも同様の発言をしている。公の場で発言したことだから、考えが変われば市民への説明責任が生じるはずである。合併について市長は、今何を考え、今後2村とどのような協議をしていくのか。

市 長:行革や都市間競争という観点からも合併推進の考えは変わらない。今後、印旛・本埜との協議の場をつくっていきたい。

質問2:中心市街地活性化基本計画策定後、庁内の推進体制は。

総務部長:市街地整備を関係する部署が連携し、横断的に取り組む必要がある。統括的に進行管理をしていく部署が必要なので、来年度の組織見直しで検討する。

再質問:これまで全国的な事例を研究したが、経済部よりも建設部を中心に進めるべきと思うがどうか。

総務部長:確かに市街地整備で都市建設部の果たす役割は大きい。今後の組織の見直しの中で取り上げていきたい。

質問3:10月の台風22号襲来時、市長は庁内で陣頭指揮を取るべきであるにも関わらず、不在であったという。不在の理由は公務か、私用か。また、責任をどう考えるか。

市 長:健康上の理由で登庁していなかった。これ以上はプライバシーであり、答弁は控えたい。

平成16年 第3回定例会(9月)

中心市街地活性化基本計画について 瀧田 敏幸

質問1:市長公約である通学定期への補助や子育て支援を始めとする福祉政策について活発な議論が行われている。市長はこれまでより前進した答弁をされているが、それは一歩道を誤ればバラ撒き行政に陥り、財政の硬直化を招く可能性がある。市民受けのするポピュリズムの風に乗ってしまうのは危険ではないか。

市 長:限りある財源の中で政策を遂行するためにも、議論の中で優先順位を明確化し、また市民に対する説明責任を果たしていきたい。

質問2:前市長の最重要政策の一つであった中心市街地活性化問題(木下・小林駅圏)にどのような姿勢で取り組まれるのか伺いたい。

市 長:この2駅を市の玄関と位置付け、印西の文化伝承、自然環境保全の役目を担ってもらうという発想で整備を進めたい。市にとって非常に重要なことと考え、思い切った財政出動を伴う基盤整備が必要と認識している。

再質問:活性化基本計画の中でJR木下駅舎改善のウェイトは大きい。都市計画上、北口駅前広場やデキシーを含めた周辺整備の考えは。また、市民参画の観点から寄付を募ったり、駅舎改善のミニ公募債発行を検討してみてはどうか。

市 長:駅舎改善については現実的ステップに入っている。駅広場等の周辺設備は長いスパンの都市計画で捉え、思い切った財政出動も必要であると認識している。ミニ公募債は庁内で検討し議員の希望に添いたい。

質問3:印旛高校移転問題は。

市 長:県教育委員会の実施プログラムが実行されるよう推進していく。移転した場合の跡地問題についても活性化対策と一体化して考えたい。総務部長にも命令済みである。

質問4:小林駅舎改善および第2栄橋の道路先線について。

市 長:駅舎問題や道路先線については関係する栄町、本埜村首長と協議を開始する予定である。

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